関東対抗戦「帝京大学vs明治大学」観戦記

試合結果

2017年(平成29年)11月18日(土)14:00キックオフ

於:ニッパツ三ツ沢球技場

関東大学対抗戦グループA

○帝京大学 41(前半20-14/後半21-0)14 明治大学

※帝京大学が対抗戦7年連続8度目の優勝を達成!!

 

 得点経過(前半)

前半4分 帝京大はハーフウェー付近ラインアウトから左展開FWタテ〜右ブラインドを突き15尾﨑好ゲイン〜14木村T,11竹山G×「帝京大5-0明治大」

前半8分 帝京大は敵陣でFWゲインから右展開〜15尾﨑がパスダミーでそのままT,11竹山G×「帝京大10-0明治大」

前半13分 帝京大は正面敵陣35m地点で得たペナルティーからショットを選択〜11竹山PG成功「 帝京大13-0明治大」

前半19分 帝京大は敵陣ラインアウトからモールを押し込み2堀越T,11竹山G「帝京大20-0明治大」

前半23分 明治大は帝京G前でラインアウトのチャンスを得るがラックへのシーリングで明治のペナルティー

前半24分 帝京G前での帝京ラインアウトから帝京のパスを明治9福田がインターセプトし右隅へT,10松尾G「帝京大20-7明治大」

前半33分 明治大は帝京G前ラインアウトからFWゴリゴリで7井上T,10松尾G「帝京大20-14明治大」

前半36分 明治大は自陣で好タックルからターンオーバー〜左展開で15山沢好ゲイン〜キックを11高橋がキャッチしトライかと思われたが、帝京好タックルでノックオン

前半39分 明治大は帝京G前5mスクラムから8単〜FWゴリゴリでインゴールへ入るもグラウンディングは認められず再度明治5mスクラムへ!

前半41分 帝京G前明治ボール5mスクラムを帝京大が激しく押し込んだがレフェリーの判定は逆に帝京のコラプシング〜明治大はショットを狙わず再度スクラム選択

前半42分 帝京G前での2度目の5mスクラムを帝京が押し込みターンオーバーに成功〜レフェリーの判定は明治ノックオン〜ここでハーフタイム 

 

 得点経過(後半)

後半9分 帝京大は敵陣ラインアウトからモールを押し込みFWゴリゴリでトライ目前もノックオン

後半10分 帝京大選手交代 10北村→22奥村

後半11分 帝京大は明治G前へ迫るがタテを突いた22奥村ノックオンでチャンスを逸す

後半15分 帝京大選手交代 12ニコラス→23本郷

後半16分 帝京大選手交代 3垣本→18淺岡

後半19分 帝京大選手交代 6古田→19藤田

後半25分 帝京大は右展開で15尾﨑が好ゲイン〜左展開で11竹山がT,11竹山G「帝京大27-14明治大」

後半26分 帝京大選手交代 9小畑→21末

後半29分 帝京大はターンオーバーから連続展開〜左隅でパスを受けた8吉田がディフェンスを豪快に弾き飛ばしながらそのままT,11竹山G「帝京大34-14明治大」

後半33分 帝京大選手交代 4今村→20菅原

後半41分 帝京大は明治G前ラインアウトでクリーンキャッチからモールを形成するが、サポートプレーヤーがボールキャリアの前に入ったとしてオブストラクション

後半42分 帝京大選手交代 1西→17岡本、2堀越→16金廉

後半45分 帝京G前で明治が最後の攻撃〜帝京がターンオーバー〜8吉田が飛び込みT,11竹山G「帝京大41-14明治大」ここでノーサイド!

観戦者が “そう見えた“ 通りに書いてる “非公式記録“ ですので、名前等の間違いやルール解釈ミス等があってもご容赦ください(笑)

 

観戦記

関東大学対抗戦グループもいよいよ大詰め!対戦相手は今季の対抗戦グループで最大のライバルと目されている明治大学!今季のここまでの明治大との対戦成績は下記の通りです。

関東大学春季大会(春シーズンの公式戦Aマッチ)

○帝京大学 40(前半26-7/後半14-19)26 明治大学●

夏合宿練習マッチ(Aマッチ)

○帝京大学 56(前半21-14/後半35-13)27 明治大学●

関東大学ジュニア選手権(Bチーム同士の公式戦)

○帝京大学 40(前半14-17/後半26-14)31 明治大学●

全て帝京大が勝利しているものの明治大にも十分チャンスはあり、この試合も展開次第では大いにもつれる可能性あり、そんな事前予想の中でキックオフ!

明治大が帝京大を破るとしたら、キックオフ直後からあっと意表を突く戦術で一気に攻め立て、帝京大が落ち着く間もなくあっという間に20点差近い点差を広げ、帝京大が焦りからミスを連発し・・・というような展開しかないだろうなと思っていたのですが、いざフタを開けてみると明治が持ち込みたかったであろう展開をそのまま帝京大が作り出すことに成功!

前半4分に帝京FB尾﨑晟也選手がラインアウトから右ブラインドを突くと、ディフェンダーがちゃんとついている中、溜めに溜めてディフェンスを引きつけつつマッチ初デビュー戦の14WTB木村朋也選手(1年)へここしかないという絶妙なタイミングでパスを通し、そのまま木村選手が嬉しい対抗戦初トライ!

その4分後にまたしても同じシチュエーションを作ると今度は尾﨑晟也選手、技ありのパスダミーからそのまま自らトライ!あっという間に10点差とします。尾﨑選手のスキル、レベルが高すぎです♪

珍しくこの2トライ後のコンバージョンを11WTB竹山晃暉選手が連続して外しまい点差は10点しか離れていない状態で、帝京は前半13分にペナルティーを得ると冷静にショットを選択、PGを成功させ13点差とします。前節の慶應義塾大戦と同様、展開が接戦となることを想定しスコア出来る場面ではしっかりとスコアしておくという選択、この3点が結果的に明治大を苦しめる運命の分岐点だったと思うんですね。

その後帝京大が更に1T1Gを追加した後、ようやく流れが明治に傾き2本返し、スコアは「帝京大20-14明治大」と6点差。明治が2本ともゴールキックを成功させたのに対し帝京は最初の2本を失敗していますので、あのPGがなければこの時点で3点差、明治はPGを決めれば同点だしトライをもう1本取れば逆転となっていましたが、結局6点差のままその後も明治優勢のまま前半終了間際へ。

帝京G前での明治ボール5mスクラムを帝京が激しく押し込んだんだのですが、レフェリーの判定は逆に帝京のコラプシング。ゴール前正面でペナルティを得た明治はPGでもタッチキックでもなく、直前で押されたスクラムを選択したんですね。で、案の定再び激しく帝京FWに押し込まれ、得点できぬままハーフタイムへ。確かに帝京の3点が邪魔をしてPGでは追いつけませんけど、確実にスコアして再PGで同点圏内として後半につなぐのではダメだったんでしょうか!?本気で勝ちたいんだとしたらこのチョイスはなかったんじゃないかと疑問符しかつきませんでした。100歩譲ってもラインアウトモールでしょう!

後半に入ってからはとたんにスコアが動かなくなり結局後半25分までこのスコアのまま膠着状態となるんですが、帝京大の選手はこの苦しい時間帯をむしろ楽しんでいるような印象を受けました。どちらが最後までディシプリン(規律)を保ち続けられるか我慢比べしているかのような時間が延々と続きましたが、結局疲労から足が止まりカバーが遅れディフェンスに穴が空き始めたのは明治でした。結局帝京大がもう3トライ追加したのに対し、明治大は後半無得点。膠着状態を打開したのが明治であればもっともつれたのでしょうが、結局は大きく点差が開き帝京大の完勝となりました。

帝京大はあまりキックを蹴らず、雨にも関わらずミスを恐れず積極的に展開し続けましたが、しかも比較的狭いスペースへ多層的なアタックを仕掛けてましたね。「帝京大vs早稲田大」戦の前に行われた慶明戦で慶應義塾大が前半開始早々から似たようなアタックを仕掛け明治ディフェンスが崩壊したのを参考にしたのではないかと個人的に思いましたが、全くの気のせいかもしれません(笑)いずれにせよ帝京フィフティーンのあの集中力の持続は本当にすごい。シーズンが深まるにつれ、チームの力は着実に上積みされているように感じます。本当に頼もしい。

明治ディフェンスは、例えばラックからの折り返しで “帝京HO堀越康介選手が明らかに走り込んで来る” というような分かり易いアタックへはほぼ完璧に対応していましたが、その割に少しずらされると途端に圧力が弱くなり帝京にレッグドライブで差し込まれる、または帝京BKにずらされてゲインを切られるんですよね。いわゆるストラクチャー(決め事)に沿ったディフェンスは完璧だけど、アンストラクチャー(不測の事態)が起きた時への反応や状況判断が悪いのだと思います。あとはイージーなペナルティーが多かったですね。レフェリーが取っていない立ち位置のオフサイドなど隠れたミスも多かったですね。せっかく自分たちのアタックは破壊力抜群で得点能力は高いのだから、それを活かせる展開に持ち込まないと。

一週間後にはジュニア選手権カテゴリー1の決勝トーナメント決勝戦でこの両チームのBチーム同士の最終決戦もあります。これ以上にもっともっとハードなクロスゲームを期待します♪

あくまでも100% “観戦者の私見” ですので、「それは違う!」と思ってもクレームはご遠慮ください(笑)

 

出場メンバー

[帝京大学]

1 西 和磨(ニシ カズマ)[4]京都成章180cm/112kg

⇒17 岡本 慎太郎(オカモト シンタロウ)[3]後半42分

② 堀越 康介(ホリコシ コウスケ)[4]桐蔭学園174cm/102kg

⇒16 金 廉(キム リョム)[4]後半42分

3 垣本 竜哉(カキモト タツヤ)[4]大阪桐蔭177cm/114kg

⇒18 淺岡 俊亮(アサオカ シュンスケ)[3]後半16分

4 今村 陽良(イマムラ タカラ)[3]東福岡186cm/110kg

⇒20 菅原 貴人(スガハラ タカヒト)[3]後半33分

5 秋山 大地(アキヤマ ダイチ)[3]つるぎ191cm/111kg

6 古田 凌(フルタ リョウ)[4]京都成章183cm/103kg

⇒19 藤田 達成(フジタ タツナリ)[3]後半19分

7 ブロディ・マクカラン[3]ハミルトンボーイズ192cm/106kg

8 吉田 杏(ヨシダ キョウ)[4]大阪桐蔭188cm/108kg

9 小畑 健太郎(オバタ ケンタロウ)[3]伏見工業170cm/73kg

⇒21 末 拓実(スエ タクミ)[2]後半25分

10 北村 将大(キタムラ マサヒロ)[1]御所実業171cm/78kg

⇒22 奥村 翔(オクムラ カケル)[1]後半10分

11 竹山 晃揮(タケヤマ コウキ)[3]御所実業176cm/82kg

12 ニコラス・マクカラン[1]ハミルトンボーイズ188cm/90kg

⇒23 本郷 泰司(ホンゴウ タイジ)[2]後半15分

13 岡田 優輝(オカダ ユウキ)[4]大阪桐蔭180cm/93kg

14 木村 朋也(キムラ トモヤ)[1]伏見工業174cm/74kg

15 尾﨑 晟也(オザキ セイヤ)[4]伏見工業174cm/85kg

[リザーブ]

16 金 廉(キム リョム)[4]大阪朝鮮183cm/108kg

17 岡本 慎太郎(オカモト シンタロウ)[3]京都成章180cm/110kg

18 淺岡 俊亮(アサオカ シュンスケ)[3]京都成章186cm/125kg

19 藤田 達成(フジタ タツナリ)[3]東福岡192m/100kg

20 菅原 貴人(スガハラ タカヒト)[3]御所実業185m/105kg

21 末 拓実(スエ タクミ)[2]長崎北陽台164cm/70kg

22 奥村 翔(オクムラ カケル)[1]伏見工業179cm/80kg

23 本郷 泰司(ホンゴウ タイジ)[2]京都成章180cm/93kg

※大学が発表したものを転記してますが、実際の出場選手と異なってる場合があります。

 

[明治大学]

1 久原 綾眞[4]佐賀工業177cm/111kg

2 武井 日向[2]國學院栃木170cm/95kg

3 祝原 涼介[3]桐蔭学園184cm/114kg

④ 古川 満[4]桐蔭学園186cm/107kg

5 舟橋 諒将[3]札幌山の手186cm/106kg

6 前田 剛[4]報徳学園180cm/97kg

7 井上 遼[3]報徳学園183cm/96kg

8 坂 和樹[2]明大中野八王子182cm/103kg

9 福田 健太[3]茗渓学園173cm/79kg

10 松尾 将太郎[3]東福岡170cm/83kg

11 髙橋 汰地[3]常翔学園179cm/89kg

12 梶村 祐介[4]報徳学園180cm/93kg

13 鶴田 馨[4]筑紫177cm/89kg

14 矢野 湧大[2]大分舞鶴170cm/75kg

15 山沢 京平[1]深谷176cm/81kg

[リザーブ]

16 大塚 健太郎[3]佐賀工業176cm/98kg

17 安 昌豪[2]大阪朝鮮177cm/112kg

18 吉岡 大貴[4]日向183cm/113kg

19 箸本 龍雅[1]東福岡188cm/111kg

20 朝長 駿[3]長崎北陽台181cm/96kg

21 堀米 航平[4]流通経済大柏177cm/89kg

22 渡邉 弐貴[3]國學院栃木175cm/89kg

23 山村 知也[2]報徳学園174cm/76kg

 

関東大学対抗戦グループA ここまでの暫定順位

1位 帝京大学 6勝0敗

2位T 早稲田大学 4勝1敗

2位T 慶應義塾大学 4勝1敗

4位 明治大学 4勝2敗

5位 筑波大学 3勝3敗

6位T 日本体育大学 1勝5敗

6位T 青山学院大学 1勝5敗

8位 成蹊大学 0勝6敗

無敗の帝京大学は最終節の筑波大学戦を残すのみなので、この時点で帝京大学の1位が確定!関東大学対抗戦グループ7年連続8度目の優勝が決定しました!本当におめでとう!

次戦で帝京大が筑波大学に敗れた場合、早稲田大学と慶應義塾大学にはまだ同率1位の可能性が残されています。ただし直接対決で帝京大が早慶両校に勝っていますので、大学選手権に向けて帝京大学の1位は確定しています。

※対抗戦の順位決定は勝ち数の合計による。勝ち数が同数の場合は負け数が少ないチームを上位とし、勝敗数が並んだ場合は同順位とする。

※ただし、大学選手権や入れ替え戦などの試合のための順位は下記の通りのルールに基づき決める。

(1) 直接対決で勝利を収めているチーム

(2) (1)で決まらない場合には全試合を通じての結果を、下記優先順位に基づき決める。

 ①総得失点差 ②総得失トライ数差 ③総得点 ④総得トライ数 ⑤抽選

(3) 不測の事態により公平性が保てない場合には関東協会にて決議する。

※上位2チームが全国大学選手権準々決勝から出場し、3位・4位チームは同3回戦から出場する。7位・8位チームは対抗戦グル―プB上位1位・2位チームとの入替戦に出場する。

 

この日グラウンドで会ったラグビー仲間たち

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ジチョー人見 誠

ジチョー人見 誠

パチンコ業界一筋30年、都内パチンコ店の営業責任者の50歳!岡山県岡山市出身!関西(かんぜい)高校入学後ラグビーと出会い、そのままラグビーに没頭!高校3年時にはラグビー部主将を務め~帝京大学でもラグビー部に在籍。息子も帝京大学ラグビー部に所属、史上初の親子部員。今でも足しげくグラウンドに足を運び、年間約120試合観戦している。

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