練習マッチ「帝京大学C,Dvs流通経済大学C,D」観戦記

試合結果

2017年(平成29年)10月15日(日)11:15キックオフ

於:流通経済大学龍ヶ崎グラウンド

練習マッチ

○帝京大学C,D 31(前半5-8/後半26-0)8 流通経済大学C,D

 

 得点経過(前半)

前半10分 流経大が帝京G前ラインアウトからFWゴリゴリ〜帝京も激しいタックルでゴールラインを割らせないが、帝京がノットロールアウェーを犯す

前半12分 流経大は帝京G前で得たペナルティーからチョン蹴り〜FWゴリゴリも帝京大がラック内でターンオーバーに成功、ピンチを脱す

前半21分 帝京大は流経G前スクラムを押し込み8単〜FWゴリゴリもノットリリースを取られる!

前半31分 帝京キックを流経大がカウンター〜9が個人技でディフェンスをかわしながらゲインし、フォローした10が右隅に先制T,15G×「帝京大0-5流通経済大」

前半36分 流経大は右中間敵陣45m地点で得たペナルティーからショットを選択〜15がPG成功「帝京大0-8流通経済大学」

前半40分 帝京大は流経G前ラインアウトからモールを押し込み〜サイドを突いた2北林がそのままT,10平坂怜G×「帝京大5-8流通経済大学」ここでハーフタイム

 

 得点経過(後半)

後半5分 帝京大はキックカウンターから連続展開で流経G前へ迫るとFWゴリゴリ〜7大澤がスピンで飛び込みT,10平坂怜G「帝京大12-8流通経済大」

後半9分 帝京大は流経G前ラインアウトからFWゴリゴリ〜最後は9土永が強引にねじ込みT,10平坂怜G「帝京大19-8流通経済大」

後半16分 帝京大は流経G前ラインアウトからモール〜FWゴリゴリで流経G前へ迫ると右展開9土永から飛ばしパスを受けた13内藤がT,10平坂怜G「帝京大26-8流通経済大」

後半25分 帝京キックを流経15が好カウンター〜帝京G前ラックサイドへ流経4が走り込みパスが通ればトライだったがノックオン!

後半28分 流経大がターンオーバーから帝京G前へ攻め込むが、ペナルティーを犯しチャンスを逸す

後半42分 帝京大は連続攻撃で流経G前へ攻め込むとFWゴリゴリでT,G×「帝京大33-8流通経済大」

※観戦者が “そう見えた“ 通りに書いてる “非公式記録“ ですので、名前等の間違いやルール解釈ミス等があってもご容赦ください(笑)

 

観戦記

ジュニア選手権に先駆けて行われたこの試合、ジュニア選手権以上に強い雨が降り続く中で行われました。

ジュニア選手権観戦記でも書きましたが雨中でのゲームの場合、自チームのハンドリングエラーをエラーを減らすためにパス回数を減らし、なおかつ相手チームのハンドリングエラーを誘発させるという目的で基本的にキック中心で戦術を組み立てるのがセオリーです。敵陣深くへ蹴り込んだ球をファンブルしてくれたら一気にチャンスが広がりますし。

そんなわけで特に前半の前半は双方キックの応酬となりますが、キック力に大きな差があるわけじゃなく双方キック処理も無難にこなしてましたので完全な膠着状態となります。こうなるとどちらが先にミスするかのガマン比べとなります。前半10分前後には流経大が、前半20分前後には帝京大がそれぞれ大きなチャンスを作りますが、どちらもディフェンスが頑張りスコアレスドローのまま前半終盤へ。その後流経大が1T1G、帝京大が1Tを奪い、「帝京大5-8流通経済大」と僅差で折り返します。

こうやって書くと全てがほぼ互角だったように感じますが、実際には明らかに帝京大有利だった部分があります。それはFWの圧力。スクラムは総じて帝京大が優勢でしたし、ブレイクダウンの攻防やモールでも帝京FWが優勢を保っていました。なのに定石通り単調なキッキングゲームにしてしまった為に、自分たちの強みが生かせてないように感じました。

そんなわけで後半は、FWのパワープレーを前面に出すように少し修正したんじゃないかと思うんです。ブレイクダウンの攻防で激しく差し込みオフサイドやノットリリースを誘うと敵陣ゴール前でラインアウトモールを激しく押し込み、そこからFWパワープレーをとにかくしつこく!流経大も自陣ゴール前でのディフェンスはしぶとかったですが、帝京大はひと言でいえばFWパワープレー(FWゴリゴリろ書いてます)というくくりになりますが、ボールキャリアがそのまま突っ込む、小さなパスを出してタテ、SHからBK展開など相手ディフェンスをずらすオプションを多く持っていますので、ディフェンスはなかなか止めにくいですよね。それらを駆使し後半だけで4トライを奪った帝京大が鮮やかな逆転勝利となりました。

あくまでも100% “観戦者の私見” ですので、「それは違う!」と思ってもクレームはご遠慮ください(笑)

 

出場メンバー

[帝京大学C,D]

1 長谷川 寛太(ハセガワ カンタ)[3]長崎北陽台179cm/110kg

2 北林 佑介(キタバヤシ ユウスケ)[4]東海大仰星172cm/103kg

3 趙 雄真(チョウ ヨンジン)[3]東京朝鮮172cm/110kg

4 本山 尊(モトヤマ タケル)[2]大分東明191cm/100kg

5 藤井 樹(フジイ イツキ)[4]日本大学高181cm/94kg

6 長船 馨雅(オサフネ ケイガ)[4]福岡工業大学付属城東177cm/94kg

7 金 隆生(キム リュンセン)[1]大阪朝鮮179cm/88kg

8 オト・ジョシュア・輝恵(テルヨシ)[1]八王子190cm/95kg

9 春野 日向(ハルノ ヒュウガ)[1]東京167cm/70kg

10 申 誠敏(シン ソンミン)[1]東京朝鮮170cm/71kg

11 河添 貫太郎(カワゾエ カンタロウ)[1]長崎南山174cm/80kg

12 原口 遼雅(ハラグチ リョウガ)[3]延岡星雲172cm/92kg

13 内藤 伸哉(ナイトウ シンヤ)[4]玉川(滋賀)182cm/90kg

14 塩田 一成(シオダ イッセイ)[2]桐蔭学園177cm/84kg

15 平坂 海人(ヒラサカ カイト)[1]日向176cm/79kg

[リザーブ]

16 北 隼人(キタ ハヤト)[2]筑紫178cm/95kg

17 文 相太(ムン サンテ)[2]東京朝鮮182cm/96kg

18 渡邉 元太(ワタナベ ゲンタ)[1]大分臼杵181cm/126kg

19 栗丸 大輝(クリマル ダイキ)[2]佐賀工業183cm/101kg

20 萩之谷 篤(ハギノヤ アツシ)[4]つくば秀英175cm/98kg

21 大澤 大和(オオサワ ヤマト)[3]黒沢尻北170cm/92kg

22 卞 相悠(ビョン サンユ)[3]東京朝鮮177cm/91kg

23 有馬 顕人(アリマ ケント)[4]大分雄城台183cm/94kg

24 相澤 賢志郎(アイザワ ケンシロウ)[1]流通経済大柏171cm/64kg

25 原 銀太郎(ハラ ギンタロウ)[1]報徳学園172cm/79kg

26 金 基英(キン キヨン)[2]東京朝鮮176cm/78kg

27 齋藤 泰雅(サイトウ タイガ)[2]國學院久我山174cm/92kg

28 北林 賢悟(キタバヤシ ケンゴ)[3]常翔啓光学園165cm/72kg

29 牧内 豪(マキウチ ゴウ)[2]流通経済大柏174cm/86kg

30 室屋 翔生(ムロヤ カケル)[2]延岡星雲178cm/100kg

31 石井 祐次郎(イシイ ユウジロウ)[2]金光学園182cm/98kg

32 慎 昌徳(シン チャンドッ)[2]東京朝鮮185cm/107kg

33 和崎 慶一(ワサキ ケイイチ)[3]明和県央178cm/95kg

34 高橋 怜雅(タカハシ リョウガ)[1]黒沢尻北177cm/88kg

35 築山 駿也(ツキヤマ シュンヤ)[1]長崎南山181cm/98kg

36 土永 蕾(ドエイ アズマ)[1]光泉167cm/64kg

37 平坂 怜磨(ヒラサカ リョウマ)[2]日向167cm/70kg

38 安藤 佑馬(アンドウ ユウマ)[3]新田169cm/81kg

39 石田 龍之介(イシダ リュウノスケ)[2]京都成章170cm/70kg

40 大久保 幸弘(オオクボ ユキヒロ)[3]三好176cm/110kg

41 野田 響(ノダ ヒビキ)[1]荒尾187cm/100kg

42 沓澤 北斗(クツザワ ホクト)[1]帝京八王子169/74kg

43 坂下 尚治郎(サカシタ ショウジロウ)[3]川越東170cm/87kg

44 野沢 涼介(ノザワ リョウスケ)[2]仙台育英180cm/92kg

45 徳井 彰真(トクイ ショウマ)[2]荒尾177cm/75kg

46 金子 新(カネコ シン)[2]成蹊178cm/86kg

47 依藤 尚之介(ヨリフジ ショウノスケ)[4]常翔学園180cm/118kg

48 藤丸 翔太(フジマル ショウタ)[2]ロトルアボーイズ172cm/92kg

49 荒川 海斗(アラカワ カイト)[1]帝京八王子174cm/98kg

50 諫山 光(イサヤマ テル)[2]大分雄城台161cm/66kg

51 権 泰錫(クォン テソク)[2]東京朝鮮176cm/75kg

52 東浦 仁一朗(ヒガシウラ ジンイチロウ)[1]上宮太子183cm/117kg

※大学が発表したものを転記してますが、実際の出場選手と異なってる場合があります。

 

[流通経済大学C,D]

1 新井 涼生[4]日体荏原

⇒鈴木 太郎[4]早稲田摂陵

2 ファン・インボム[1]韓国ソウル大学附属高校

⇒政木 祐二[1]流通経済大柏

3 瀬谷 基浩[4]中標津

⇒中西 祐輔[4]尾道

4 吉田 大蔵[2]墨田工業

⇒廣瀬 滉太[4]熊本西

5 小峯 大和[4]流通経済大柏

6 島 千尋[3]コザ

7 廣瀬 貴幸[3]流通経済大柏

⇒柴田 凌[1]若狭

8 松井 陸人[2]コザ

⇒佐藤 快[3]大舘工業

9 原田 脩平[1]福岡工業大学附属城東

⇒大橋 由弥[2]報徳学園

10 中村 侑真[3]秋田工業

⇒西村 慶太[1]秋田工業

11 吉田 太一[2]流通経済大柏

⇒米井 啓悟[1]流通経済大柏

12 米澤 瑛記[4]流通経済大柏

13 佐藤 大幹[2]帯広工業

⇒堀合 太陽[4]平工業

14 竹内 優希[2]京都成章

⇒田村 康太朗[4]倉吉北

15 平井 継之助[3]流通経済大柏

 

昔の教え子・ヨネとヤマトのお話し

普段は帝京大の試合観戦ならば当然、帝京大の選手ばかり目を皿のようにして追いかけてる私ジチョーですが、このC,Dマッチばかりは力の半分を流経大へも注ぎほぼフィフティーフィフティーで観戦しました。というよりむしろ、流経側の方へ熱い視線を送ってたかもしれない(笑)それはヨネとヤマトが流経大C,Dの選手としてこの試合へ出場していたからです。

いつの間にかゴリゴリになってたヨネ!

同じく胸板厚くなり過ぎやろww なヤマト

このお話しは過去に私が別のブログにも書いたことがあるのですが、改めてこのブログにも書き置きたいと思います。

私は昔々その昔・・・というか彼らが中学生だった頃に多摩ラグビースクールというところで、中学生たちにラグビーの楽しさを知ってもらうための活動のお手伝いをしていた時期があるのですが、この2名はその当時のスクール生です。

小学生の頃からタグラグビーのエースでとにかく足が早く、我々が何も教えなくても1対1でトイ面を抜き去る技術を持っていたヨネは、当時の多摩ラグビースクールのトライゲッター(接触プレーは苦手でタックルもかなり今イチでしたけどねww)だったのに対し、中2の終わり頃からラグビーを始めたヤマトは、ひ弱で、そこそこ走れるけどコンタクトはからきしダメで、試合中もどこにいるか分からない、そんな子でした。

中3の夏、菅平で行われた東日本ジャンボリー初日、大阪のスクールとの試合でヤマトをWTBに抜擢したんですが、笑っちゃうくらい抜かれる抜かれる!本人も何とかしようと頑張ってるが相手から徹底的に狙われ、大量のトライを献上!悔しさのあまり試合中に号泣する始末。

ハーフタイム、うなだれるヤマトに「この試合、絶対お前は途中で代えんからな!悔しかったら、意地で何とか相手を止めてこい!」と一喝!泣きベソかきながら、必死でタックルにいくヤマト!

そして2日目最終戦の法政二中戦、ついにヤマトが覚醒!

WTBの間合いを掴めてきたようで、不器用ながらもどうにか相手を止め続け、アタック面でも好ゲインを連発!ヨネの2トライなどであげた得点を、全員が気持ちの入ったタックルで守り抜き、正確なスコアは覚えてないけど確か3本−2本くらいで涙の勝利!私がラグビースクールに関わった10年間の中でも、ベストゲームだったんじゃないかな!?

ヨネは本当に良い選手でしたが身体はかなり小さめだし、ヤマトはそれこそヒョロッヒョロでしたし、しかも2人とも男兄弟の中で揉まれてるわけでもなくとてもおっとりした体育会系とは真逆のタイプだったのですが、2人揃って流経大柏を進学先に選んだと報告受けた時には正直本当にビックリしましたよ!だって当時の流経大柏と言えばまだまだ超体育会系をも超越した軍●ばり(ピーーー)の時代じゃないですか(笑)おそらく想像を絶するくらいしんどくて辛い思いをしたはずなんですが・・・最後まで耐え抜き、そのまま流経大へ進学。

過去に帝京大グラウンドでC,Dマッチ等で何度も顔を合わせてはいますが、おそらくこの試合が彼らにとって帝京大とのラストマッチだったと思うんですね。すっかり最上級生の顔になり、チームメイトから「コミネさん!」と呼ばれ、厳しい顔で指示を飛ばしてるヤマトの顔を観た時に、不覚にも涙が少しこぼれてしまいました。

半年後にはもう社会人として新たな一歩を踏み出す彼らに、人生の先輩としてエールを贈りたいと思います。ヨネ、ヤマト、本当におつかれ!これからもがんばってな!今度メシ食おう!

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ジチョー人見 誠

ジチョー人見 誠

パチンコ業界一筋30年、都内パチンコ店の営業責任者の50歳!岡山県岡山市出身!関西(かんぜい)高校入学後ラグビーと出会い、そのままラグビーに没頭!高校3年時にはラグビー部主将を務め~帝京大学でもラグビー部に在籍。息子も帝京大学ラグビー部に所属、史上初の親子部員。今でも足しげくグラウンドに足を運び、年間約120試合観戦している。

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