ジチョー人見誠の履歴書その③[岡山の高校ラグビー事情編]

公開日: : 最終更新日:2017/01/17 ジチョー人見誠, ラグビー, ラグビー昔話, 昭和のラグビー

 

 

※前々回のお話 「ジチョー人見誠の履歴書その① 幼少期編」

 

※前回のお話 「ジチョー人見誠の履歴書その② ラグビーとの出会い編

 

岡山県岡山市の関西(かんぜい)高校ラグビー部の創部は昭和5年!もちろん岡山県で最古のラグビー部!

関西高校へラグビーを持ち込み創部へ導いてくださったのはなんと、“前へ” というとてもシンプルなラグビー理論で明治大学を押しも押されぬ超強豪校へと育て上げた故・北島忠治監督。なので関西高校はファーストジャージもセカンドジャージも明治大学ラグビー部のものがベースとなっています。

これがファーストジャージ!最後まで残った3年生部員で!

これがセカンドジャージ!明治は胸のところがMだけど関西はKRC

 

 

ちなみにラグビー部の部歌も「ルビコンの~流れ~♪」から始まる明治大学のものが基本ベースとなっています(でも、過去に何があったのか知りませんが、私達の代の頃には残念ながら部歌は歌い継がれなくなっていました)。

約10年位前に関西高校は3年連続で花園ラグビー場で行われる全国大会へ出場を果たしましたがそれは45年ぶりのことであり、その前の出場は昭和38年、つまり私が生まれるよりずっと以前のことでした。つまり私が在籍した昭和57~59年の間はもちろんのこと、その前後もずーっと全国大会へは出場できていません。

例え全国大会へ出場したとしても、岡山県の代表校はほぼ1回戦を突破することが出来ません。もし運良く1回戦を突破しても、シード校と当たる2回戦ではほぼ鉄板で100点近い大差をつけられボロ負けしてしまいます。そんな状態が私の時代から最近までほぼ例外なく続いています。それくらい岡山のラグビーのレベルは低いのが実情です。

その一番大きな理由は、根本的に岡山はラグビーが盛んではないということ。最近は地域の方々が草の根活動でラグビースクールなどの運営をされ競技人口を増やしておられるようですが、岡山の中学校にラグビー部はほぼありませんし、私のように半分騙されて高校から初めてラグビーを知る人が大半なので、上手い高校生の比率がどうしても低くなりがちなんです。

スポーツで上達する一番手っ取り早い方法は、上手くて早い上級者の中に身を置き見よう見まねで真似することですよね!?スピードのある人についていこうとすればスピードは早くなるし、小技やタイミングなどの習得もその輪の中へ入るのがベスト。でも、その上級者のお手本自体のレベルが低ければ、そこから得られるものはどうしてもレベルが一段階低くなってしまう。

私が高校3年生のときの第64回大会からようやく各都道府県から1校ずつ出場できる現在の形になりましたが、それ以前の岡山県は広島県と代表決定戦をして勝たなければ全国大会へ出られませんでした。広島県には全国レベルの強豪・広島工業がありましたので、岡山県大会で優勝しても全国大会へ出られない、つまり全国レベルを知らないまま卒業していくのが普通という地域だったんですね。

私の高校2年時、第63回大会(天理が大分舞鶴を18-16で下して日本一になった大会)でも、関西高校を下し岡山県王者となった津山工業は広島工業との代表決定戦に敗れ花園出場は叶いませんでした。

第63回大会東中国代表決定戦の結果を伝える当時の山陽新聞記事

第63回大会東中国代表決定戦の結果を伝える当時の山陽新聞記事

ラグビーを上達するためのもうひとつの重要な要素は、“とにかく試合に出る” ということです。弱い地域の弱い学校の練習は当然、いわゆる “練習のための練習” になっているケースが圧倒的に多く、どうしても実戦経験を積むことでしかスキルは上がっていきません。なのでそのためには試合に出続けるしかないのですが・・・

今のラグビーは戦術的な選手交代が認められていますが、当時の選手交代は「負傷により試合続行が不可能であるとレフェリーが認めた場合」のみしかリザーブ選手との交代は許されないというルールでした(もともとは負傷者が出たらそのまま少ない人数で戦わなければならなかったらしいですけどね)。さらにどんな弱い相手に対してもベストメンバーで戦い全力を尽くすというのもラグビーの基本的な考え方です。

なので、実力的に伯仲していたとしてもいったん一人が試合に出されると延々そちらばかりが出るようになり、メンバー選考から漏れた選手は延々と使ってもらえないという現象が起きるのです。最初の頃は差とは言えない程度の実力差しかなかったはずなのに、ずっと試合に使われ続ける選手とずっと試合を眺めてるしかない選手の差が3ヶ月後にどのくらい開くか、想像がつきますか?

だから結論としては、

レベルの高い選手たちの中へ身を置き、試合や実践的な練習を繰り返し行うことが、実力を伸ばす最善の方法!

・・・ということになります。

でもその真逆で、レベルの低い地域(学校)で試合にすら使ってもらえなかったら・・・!?

ジチョー人見誠の履歴書その④[ジチョーの青春高校ラグビー“前編”]へ続く!

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ジチョー人見 誠

ジチョー人見 誠

パチンコ業界一筋30年、都内パチンコ店の営業責任者の50歳!岡山県岡山市出身!関西(かんぜい)高校入学後ラグビーと出会い、そのままラグビーに没頭!高校3年時にはラグビー部主将を務め~帝京大学でもラグビー部に在籍。息子も帝京大学ラグビー部に所属、史上初の親子部員。今でも足しげくグラウンドに足を運び、年間約120試合観戦している。

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