ラグビーW杯2019日本大会、いよいよ本日準々決勝「日本vs南ア」決戦の時!

第9回ラグビーワールドカップ2019日本大会が開幕したのは9月20日なので、今日でちょうど1ヶ月となるんですね。

その本日10月20日(日)、新たな歴史のページが開かれます!

そう、今大会で史上初めて決勝トーナメントに駒を進めた我らが日本代表が、準々決勝を戦うんです!

その相手とは・・・南アフリカ スプリングボクス!

これまでに9回開催されたラグビーワールドカップのうち2度優勝を果たしている超強豪国です⇒第3回大会(1995年)、第6回大会(2007年)

ちなみに第3回大会時の優勝を取り上げた映画が、あの「インビクタス」ですね。

そして第6回大会と言えば、あの奇跡の超高速ウイング、ブライアン・ハバナが大暴れした大会でしたよね!

 

そんな世界的強豪の南アフリカを、4年前の前回大会で日本が破り “ブライトンの奇跡” と世界中から称賛されたのは記憶に新しいと思います。

念のため4年前のスコアも記しておきますと、「〇日本 34-32南アフリカ●」です。

「日本29-32南アフリカ」と3点差で負けていたところから最後の最後に敵陣ゴール前でペナルティーを得て、ベンチからはPGを狙って同点で終わらせるよう指示が出ていたのに選手たちはスクラムを選択、結果トライを取り切って大逆転でノーサイドとなったのでした。

あの “スクラム組もうぜ” のやつですね。

4年前は名将エディ・ジョーンズさんが日本代表のヘッドコーチを務めていましたが、そのエディさんは現在イングランド代表の監督です。

そのイングランドは昨日の準々決勝でオーストラリア相手に大勝、順当に準決勝進出を決めました。

昨日のブログでも書いている通り、じつは私ジチョーはイングランドを優勝候補筆頭に挙げていますので、このままがんばってもらいたいと思います。

 

話を「日本vs南アフリカ」戦に戻します。

じつはこのカード、ほんの1ヶ月前に行われているんですよね。

強く厳しい相手と全く対戦せずに今大会へ入ると、思わぬ空回りをしてしまったり本調子に戻るのに時間がかかったりして初戦を取りこぼすリスクがあるので、直前に1戦交えておけば色々とチェックも行えますし、チームコンディションも上がるものなんですよね。

・・・で、9/6(金)に熊谷ラグビー場で南アフリカと前哨戦が行われたわけですが、その結果はなかなか衝撃的なものでした。

2019.9/6(金)於:熊谷ラグビー場 19:15KO

リポビタンDチャレンジカップ2019

●日本代表 7(前半0-22/後半7-19)41 南アフリカ代表〇

うん、問答無用の大敗を喫しました。

「日本どうした!?」「これは本戦もヤバいんじゃないか!?」大勢の方々が危機感を募らせていたはずです。

でもいざフタを開けてみれば日本は本戦では見違えるような大躍進を遂げ、4戦全勝でこの準々決勝に駒を進めたのは周知の通りです。

では、この南ア戦の惨敗は何だったのか!?

じつはこれ、今季のスーパーラグビーで日本のチーム・サンウルブズが大きく期待を裏切り最下位へ沈んでしまったこととも因果関係が大きくあるのではないか、もっと言えば2年前に日本がアイルランドと2試合対戦し、「●日本22-50アイルランド〇」「●日本13-35アイルランド〇」と連敗したのも、更にそのもう1年前にスコットランドと対戦し「●日本13-26スコットランド〇」「●日本16-21スコットランド〇」と連敗したのも、全てはこのワールドカップで結果を残すための壮大な伏線だったんじゃないか、私ジチョーはそう推理しているんですね。

だって4年前のワールドカップ後にジェイミー・ジョセフさんがヘッドコーチに就任して以降、ずっと “これからの日本はキックを中心に組み立て、アンストラクチャー(サインプレー等の決められた動きが崩れた不測の事態)からチャンスを見出す” とずーっと言い続けて来ましたし、上記の試合の詳細を思い出してもらえればよくわかりますけど事実そうやってキックを多用した結果、ことごとくピンチを招き逆に得点を許す場面を繰り返し見せられ続けて来ましたよね。

さすがに日本がここまで4年近くもキック中心の戦術にこだわり続けているのをしっかりと分析して来たはずの他国代表は、「今大会でも日本はキック中心で来る!だからハイパントに強い選手を揃え、ああやってこうやって・・・」そう準備して臨んでるはずなんですよね。

ところが今大会の日本代表、極力キックを蹴りませんよね。

ひたすら速いテンポでパスをつなぎ縦横無尽に走り回り、とにかくラン&パスでチャンスを作りトライを量産しています。

もちろんそのためにスクラムなどのセットプレーを安定させる、ラックで時間をかけず素早く球を出す、そして鉄壁のディフェンスシステム等々、キック以外の部分でも徹底強化した上で周到に準備しているのが見受けられるんですが、何より対戦国の首脳陣たちは完全に裏をかかれてるんじゃないかと思うんです。

その中でも上記9/6の南アフリカ戦の時にはワールドカップ出場メンバーで日本代表が編成されていますので、31名中どんなメンバーが主力として出場するのか、そしてどんな戦術でやってくるのか、目を皿のようにして詳細に分析したと思うんです。

それでは9/6の南アフリカ戦に出場したメンバーはどうだったのか、改めて確認してみましょう。

そしてこの出場選手たちがワールドカップ予選プールの中でどう使われていたのかを見てみると、衝撃の事実が見て取れるんですね。

9/6(金)南アフリカ戦の日本代表出場メンバー

1番PR 稲垣 啓太

2番HO 坂手 淳史

3番PR 具 智元

4番LO トンプソン・ルーク

5番LO ヘル・ウヴェ

6番FL リーチ・マイケル

7番FL ピーター・ラブスカフニ

8番エイト アナマキ・レレイ・マフィ

9番SH 茂野 海人(W杯では一度も出場機会なし)

10番SO 田村 優

11番WTB 福岡 堅樹

12番CTB 中村 亮土

13番CTB ラファエレ・ティモシー

14番WTB 松島 幸太朗

15番FB ウイリアム・トゥポウ

16番R 北出 卓也(W杯では一度も出場機会なし)

17番R 中島 イシレリ

18番R ヴァル・アサエリ・愛

19番R ジェームス・ムーア

20番R 徳永 祥尭(W杯では一度も出場機会なし)

21番R 流 大

22番R 松田 力也

23番R アタアタ・モエアキオラ(W杯では一度も出場機会なし)

そうなんです。この試合の出場メンバーのうち4名が、ここまでのワールドカップ4試合で一度も出場機会を与えられていないんです。

もちろん本日の準々決勝でも選手登録されていません。

まあ「ワールドカップ本戦で出場機会をあまり与えられそうにないから、直前の南ア戦で記念出場させて・・・」みたいな可能性もゼロじゃないかもしれませんが、ここまで周到に準備しておいてそんな情に絡むようなことするわきゃありませんよね。そもそももうひとり出場機会を与えられていない木津悠輔選手は、この試合にも出ていないわけですしね。

私ジチョーはこの中でも流大選手の代わりに起用された茂野海人選手がキーパーソンだったような気がしてるんですよね。先の南ア戦では彼のハーフの位置からのキックを中心に組み立てていたように記憶しているので、そうさせることによって本戦に備えて最も隠したかった部分を隠し切ったんじゃないかな!?

 

と言うことはですよ、じつは日本代表はもともと4戦全勝するつもりでいて、準々決勝で南アフリカと再戦すると踏んでたんじゃないでしょうか!?

つまり、この準々決勝で南アフリカに勝利するために準備していることがまだまだあるんじゃないでしょうか!?

こう考えると今日の準々決勝、大いに期待していいんじゃないでしょうか!?

なので私ジチョー、今日の試合は奇跡とかラッキーとかじゃなく、必然の勝利で締めくくってくれるんじゃないかと予想しております。

運命のキックオフは19:15です!

全国のラグビーファンの皆様、日本代表の勝利を信じ、心の底から応援しましょう!!

 

 

・・・でも・・・ひとつカミングアウトしてもいいですか・・・!?

今日、私ジチョー、この時間にラグビーとは一切関係ない場所で飲み会の予定が入っております・・・(涙)

こればっかりはずっと前から決まっていたので仕方ない・・・(涙)

Twitterを頼りに全力で応援、帰宅次第録画で内容を確認したいと思います・・・(涙)

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ジチョー人見 誠

ジチョー人見 誠

パチンコ業界一筋30年、都内パチンコ店の営業責任者の50歳!岡山県岡山市出身!関西(かんぜい)高校入学後ラグビーと出会い、そのままラグビーに没頭!高校3年時にはラグビー部主将を務め~帝京大学でもラグビー部に在籍。息子も帝京大学ラグビー部に所属、史上初の親子部員。今でも足しげくグラウンドに足を運び、年間約120試合観戦している。

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